X

5-16「熱意を込めてコピーを書く方法」

ここでは、「熱意を込めてコピーを書く方法」です。

コピーライターにとって、1番難しいのが、書き出しの部分であり、なか

なか書き出せないため、熱意は必要である。

書き始めが難しい3つの理由としては、

①座ってすぐにコピーの冒頭部を書こうとするのは、車のエンジンがまだ

温まっていないのに、急な上り坂を走るのと同じ。

②経験豊富なコピーライターは、コピーで最も重要な部分が冒頭部である

ことを知っている。書き出しが良くなければ、読んでもらえないことをわ

かっている。

③見出しやレイアウトのアイデアが、クリエイティブディレクターから渡

されるところは、コピーライターにとって、それが助けになるどころか、

帰って邪魔になることがある。

上記①の「まだエンジンがかかっていない脳」に活を入れる方法としては、

この難問を打開する方法としては、

①とにかく書き始め、そのうちに冒頭に使えるようなものができる。

②コピーは最初からではなく、真ん中から書き始め、調子が出てきたら、

読み直し1番いい段落を選びそれを冒頭に持っていく。

③アイデアをどんどんパソコンに書きとめ、あとは編集する

熱意をもって書く秘訣は、熱意が冷める余地を与えないこと。潜在意識のなか

でうごめくインスピレーションが消えないうちに、それをとらえる。

熱意のあるコピーを書こうと思うなら、批評家たちのことは頭から完全に追い

出し、どんどん書くこと、勢いよく、シズル感(5感に訴える)のあるコピーを

書くこと。あとで冷静に読み返して、批評する人たちに反対されそうなところ

は削る。そうすれば、生き生きとした、OKの出るコピーできる。

熱意あふれるコピーを書くことは、「宣伝対象品について言ってはいけない

こと」とか「宣伝上言わなければならないこと」を忘れさせてくれ、いいコ

ピーができる。

熱意は、はしかと同じく伝染し、書く人から読む人に広がっていく。

熱意のある文章とは、

思いついたアイデアを忘れないうちに、すぐに書き始める。

最初に書いた文章は、ありえないコピーだが、その何かが、

読者の気持ちに働きかけ、それはわずかなものだが、感動を

生み、読んだ人の行動を駆り立てる。

感情を訴えるコピーは、脳の中のもっと深いところの、愛、

憎しみ、不安、欲望を司る部分まで入り込むことで、

読者のアクションを生む事になる。

まとめ

広告は、かなりの熱意が必要で、そのためエンジンのかかってない冒頭部で

苦労する。

文章途中からでいいから、とにかく書き始めることが重要である。

その中から冒頭部に適した文章が見出せる。

このコピーにおける熱意が、読者の感情に訴えることが出来れば、行動を起

こしてくれる。

以上、ここでは、「熱意を込めてコピーを書く方法」でした。

visagecosmic: