庭のドッグランの地面の作り方
自宅の庭において、ドッグランを作りたいなら、先ずは地面をどんな風にするのか悩みますよね。以下に、芝生、人工芝、砂利、タイル・コンクリート、ウッドチップで作る際のポイントを示します。
芝生にする時のポイント
メリット :
芝生には大きく分けて2タイプがあり、1つ目は日本芝として代表的な高麗芝と
2つ目は西洋芝であるケンタッキーブルーグラスです。
・高麗芝:冬場は枯れ夏場に強い芝です。
・ケンタッキーブルーグラス:本来、冬芝で夏場に弱いのですが1年中常緑で芝が
柔らかいのでドッグランには最適です。
デメリット:
・定期的に芝刈り・肥料・除草剤・害虫忌避剤などのメンテナンスを行わないと葉腐病
やカビ菌によって病気になったり芝生に害虫が繁殖し芝を食い荒らしてしまいます。
・夏場は大量の水を撒かなければいけないので芝生の維持管理に掛るコストは半端では
ありません。
・犬が芝生の上でオシッコをし続けるとオシッコにより芝生が枯れてしまいます。
・害虫忌避剤を年数回散布しないと、害虫が発生し犬の毛の中に付着してしまう恐れが
あります。
対策 :最近伸びにくい芝生があります。その名は、トヨタが開発したTM9といいます。
これで、メンテナンスは楽になります。後程、人工芝の所で説明します。
注意 :値段が標準品にくらべ、ちょっと高い事です。
その他のグランドカバーのポイント
グランドカバーとは、文字通り地面を覆う植物のことです。上記、芝以外に代表的なものとしてクローバー、ミント、玉竜があります。
クローバーの場合
メリット :芝と違って、踏まれてもすぐに復元します。
デメリット:芝に比べると背丈が少し高いので、やはり定期的に刈る必要があります。
ミントの場合
メリット :旺盛な繁茂で、それなりにいい感じです。
デメリット:背丈が高くなるので、ひんぱんに刈る必要があります。
玉竜の場合
メリット :
・1年中常緑で草刈りの必要もなく夏場の水撒きもさほど気を使う必要もないので管理
が簡単でメンテナンスコストが安いです。
・踏圧にも強いことからグラウンドカバーとして最近、和洋を問わずに多用されてい
ます。
・耐暑性・耐寒性があり、日陰にも強く、また土壌を選ばないので、芝よりも使い勝手
は簡単です。
・常緑なので早期に景観形成が出来ます。
デメリット:
・伸ばしっぱなしにすると、落ち葉が絡まって見苦しいので、短く刈り込む必要あり
ます。
参考URL:http://seasonsgarden.info/groundcover/tamaryu.html
人工芝にするときのポイント
人工芝としては、
①サラターフという人工芝
②トヨタが開発したTM9という混合芝
③デビロンという人工芝
について説明します。
サラターフという人口芝の場合
メリット :
・庭一面に敷かれると見栄えも肌触りも、本当に人工芝なのというレビューがあります。
・耐用年数が長い:7~8年
・防草効果がある:下地を砂で不陸整正した場合は省いても問題ありません。
不陸整正とは、ここでは山砂を敷きならして平らにすることです。
・ベランダや屋上などのコンクリート面に敷くと建造物への遮熱効果が生まれます。
・水はけも、わりとすぐに乾きますというレビューがあります。
デメリット:
・土と比較した場合、サラターフの方が熱く感じます。少なからず土は水分を含んで
いるからです。
・犬猫にフン等された場合は、固形物を処理したあと中性洗剤で洗い流す必要があり
ます。
又,高圧洗浄機で汚れを飛ばすやり方もあります。
・空気が乾燥した冬場は静電気を感じることがあります。気になるようであれば、軽く
散水していただければ解消します。
・人工芝をワンちゃんがカジッてしまう事もあるので要注意です。
参考価格:
人工芝サラターフ 25mm(枯草なし2色)(1m×1m) 防炎認証済 消費税込:3,456円
そのほかサイズたくさんあります。以下のURLを参考にしてください。
参考URL:http://www.kkb-green.com/sarahturf/
又は http://www.kkb-green.com/fs/kkbgreen/c/0000000165
TM9と言う混合芝の場合
メリット :
・TM9は普通の高麗芝より草丈が半分以下で、肥料も半分程度で済む芝です。
それは芝刈りで失われる肥料分が少ないためです。
・芝刈りは年2回ぐらいの(春と秋)で低い草丈が保持でき、夏の芝刈りが不要です。
年1回だと6cmくらいの草丈になります。
(一般品種:3~5回/年、TM9:1~2回/年)
・葉の緑色が濃いため、美観を維持しやすいです。
デメリット:
・日陰では(日照の半分以下のところは)普通の高麗芝と同じように草丈が長くなり
ます。
参考価格:
混合芝TM9(1m×1m) 消費税別:1,100円
参考URL:(鳥取県芝生産組合)http://kensiba.jp/?page_id=85
(トヨタルーフガーデン)http://www.toyota-roofgarden.co.jp/gardening/plant/tm9/
デビロンという人口芝の場合
メリット:
・従来の人工芝と違い、砂土との一体化や天然芝との共存で、美観や感触がより自然に
なり、かつメンテナンスフリーで管理性も優れています。
・一般的な人工芝のように基礎にコンクリートを使わず、「土」を使用しますので、雨
水を透過し、 雨水のたまりができず、水がすぐにひきます(水が長時間「溜まっ
まま」を解消)。
・土中と空気中の通気還流があり、しっかりと土が呼吸できるので微生物や黒かび・虫
類が付着しません。
・土中アースで、静電気が発生しません。
・土と一体化しているため、土中の水分が蒸発され照り返しが少ない。
[従来の人工芝]→夏場焼け付いてコンクリート上と同じ。
参考価格:
デビロン#118(S)1000×500×45mm 消費税込:11,800円
そのほかサイズたくさんあります。以下のURLを参考にしてください。
参考URL:http://www.garden-assist.com/spot/ryokuka/2807201.html
砂利にする時のポイント
費用はもっとも安くできます。
デメリット:
・尖った石を敷くと、ワンちゃんの足の怪我が心配。
・尖っていない川砂利であると、ワンちゃんが走りにくかったり、便をした時に
取りにくい。
タイル・コンクリートにする時のポイント
デメリット:・水で濡れているととても滑りやすくなる。
・夏場の日の照り返しと温度上昇。
注意 :費用が高い。100万円は超えるという事は覚悟。
ここで夏場などの日の照り返し、温度上昇を抑える特殊なコンクリートとは!
メリット :
・スターコンクリートは通常のコンクリート打ちとは異なり、夏場などの日の照り返し、
温度上昇を抑えることができます。だからペットの足にやさしく、安心です。
・ペットのオシッコやウンチの始末も簡単で、すぐに洗い流すことができます。
コンクリートのため地面のようにしみこむこともなく、臭いに悩まされることはあり
ません。
・大変衛生的で、色と模様で自由に庭を演出することができます。
デメリット:
・水で濡れていると、通常の平坦なコンクリート比べれば滑りやすくはないのでしょ
うが、注意しなくてはいけないかも。
参考URL:http://www.hirose-zouen.com/petdit.html
ウッドチップににする時のポイント
メリット :
・犬がウンチをした場合、取り扱い易い点と芝生や玉竜と比較してもメンテナンスの
手間が殆どない事です。
・香りもいいこと。
・わんこの足も汚れません。
・雑草の抑制効果もあるようです。
デメリット:
・ウッドチップの上に人が直に座ったり裸足で歩けないこと。
・拾い食いをする癖のある犬の場合、ウッドチップを食べてしまうことが最大の欠点
です。
・ウッドチップは劣化していくので1~2年サイクルで入れ替えて行かないと見た目
も悪くなっていきます。
注意 :
・ウッドチップを選ぶポイントとして、現物を見ずに値段だけで選んでしまうと、ささ
くれたった粗悪なチップが混入しており肉球に刺さる恐れがあるので要注意。
・材質にもヒバや杉・ヒノキ・さくらなど色々な種類があるので質感や香りなど好みに
合わせて選択する事です。
ここでは以下のURLを参考にしています:
ドッグランを作るときの注意点:https://www.nishiharazoen.com/archives/7049
庭のドッグランの柵の作り方
庭の両脇のゲートだけなら
次に柵ですが、杭の穴をあけるのにスコップを使うと大変ですよね。地面にスコップで直接穴をある程度掘ってからカケヤ(堅い木で作られた大型の木槌)で打ち込んで周りを埋め戻さなくてはいけません。このときの杭はがっちり固定されないですよね。
これを解決するには、ホームセンターで上の図左の穴掘りの道具が売っているので、値段も3500円位ですから、是非とも購入した方がいいかもしれません。
また庭の両脇だけ柵(ゲート)がいるなら、上の図右のアニマルフェンス用扉(ガーデンゲート)というものがあるようです。
(扉本体サイズ:幅3種類(1m、1.2m、1.5m)×高さ1.2m、門柱:直径4cm×長170cm)
穴掘りの道具購入時の参考URL:
アニマルフェンス用扉の参考URL:https://www.monotaro.com/g/01292589/
ラティスベースで簡易ゲートを作れるかも?
上の左の写真のようなラティスベースというものがあります。
このラティスベース2個とラティス1個で、庭の両脇に簡易ゲートを作ることが出来ないでしょうか。
ちなみに参考価格を示しますと、ラティスベースの価格は939円(税込価格)、ラティス(サイズ:H1200×W900×t35mm)の価格は 5,380円(税込) です。
ラティスの参考URL添付:
http://www.lattice-shop.jp/SHOP/12193/12194/t02/list3.html
低価格で簡易柵をお考えなら、ドッグランネットセット90cm×20m[お庭にドッグランが簡単に作れる支柱とネットのセット] ノーブランド品 9800円
簡易柵をお考えなら、上の写真のドッグランネットが人気があります。
お庭の空きスペースにドッグランを作ることができる支柱とネットのセットです。
お庭を囲める長さ20mのロングサイズ(高さ90cm)。
太く強度のあるパイプと、パイプにしっかり固定できるネットとパッカーのセットです。
ネットの下からのペットの穴掘りやネットのまくれを防止するUピン・パット付きです。
デメリット:耐久性は低いので台風通過後や定期的な点検で強度を確認して万が一の脱走
に繋がらないように注意してください。
サイズ:90cm×20m(地中に10cm沈めた寸法です)
価格: 9,800円 + 648円 関東への配送料
ドッグランネットセットの参考URL添付:
花壇やお庭の景観にも合うアイアンフェンスの場合
上の写真のアイアンフェンスだと花壇やお庭の景観にも合いますし強度も充分にあるので
お薦めとのこと。またメンテナンスがいらないという点でも良い選択肢なのでは。
目が粗いフェンスの場合はゴルフ練習等に使うナイロン製のネットを張れば良いとのこと。
価格:3,900円(税込み)
サイズ:H800×W950
アイアンフェンスの参考URL添付:http://www.garden-garden.biz/category/112.html
以上柵ついて詳しくは以下のURLを参考にしてください。
https://junk-style.org/dog-run-fence-diy/
庭のドッグランのオプション
庭のドッグランでも、遊んだ後の泥除け、シャワーがほしいですよね。
また、リードフックも必要な時がありますよね。
コイヤーマット(泥除け)
自然素材のココヤシの繊維を使って作られた玄関マット。
勝手口やガーデンルームの入口にもおしゃれ。
ワンコと遊んだ後の泥除けにもなりますね。
ペットシャワー(混合水栓)
ハンドシャワーで大切なワンコを洗ってあげて。お湯と水の両方が使えます。
海辺の家やペットがいるお家に大人気!シャワー 立水栓 ステンレス。
リードフック 小型犬・中型犬用
犬型のシルエットがかわいい!
好みの犬種で選べるデザインと機能性を兼ね備えたステンレス製リードフック。
愛犬と同じ犬種のデザインがあれば、お揃いにすることもできるんです。
価格 15,120円(税込)
上記商品は以下のURL参考:
http://www.juicygarden.jp/themestory/?p=162
庭のドッグランの費用は?
費用は気になるところかもしれませんね。
現在の地面が使えて、庭の両脇だけ柵(ゲート)でという人は、前述のガーデンゲートを使えばかなり安く済みそうですね(ただし巾は1、1.2、1.5m)。それと杭の穴掘り道具3000円と合わせても、3万円以内で済みそうです。ちなみに、この庭の両脇だけの柵を1つ外構工事として頼むと、数十万位という事らしいです。
また、ドッグランのバリエーションは無限にあるので、最終的には見積が必要ですね。
見積のポイントは
①少なくとも2社には声をかけ、見積りを比較することが大切
②正確な見積りをするため、「現地調査」が必要
③安心できるリフォーム会社を見つけるのは自力で探すのは大変
これらを解決してくれるのは以下のURLへ
https://www.homepro.jp/lp/cms/parts_0324.html?SiteID=HPY&vos=homhpssp0000000038&utm_source=yahoo-ss&utm_medium=cpc&utm_campaign=lst-hpy-theme”