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あなたの耳鳴りに私も共感できますー原因と治療
私は、過労により精神疾患となり、その副産物として「キーン」という音がする耳鳴りの症状が出てきました。
それが今から5年位前になります。
これを治したい又はせめて改善出来たらと思い、「耳鳴り」について調べることにしました。
以下原因の究明と治療についてまとめてみました。
あなたの「耳鳴りの苦しみ」を、私も同じように体感しているものとして、同じ目線で具体的に説明できればと思います。
先ず 耳鳴りの定義ですが
耳鳴りは何も音がなっていないはずなのに、自分にだけ音が聞こえてくる状態のことです。
耳鳴りには、セミの鳴き声のようにジーンと聞こえる場合やキーンと金属音が聞こえてくる場合など様々な聞こえ方があります。
今回は私が体感している「金属音のようにキーン」となる耳鳴りの原因について調べています。
耳鳴りは一過性のものと、慢性的なものがあります
気圧の変化や静かな場所に入った場合などにある一過性の耳鳴りはここでは問題にしておりません。
注意しなければならないのは慢性的に続く耳鳴りです。
耳鳴りの原因
2つの見方があり、
1つ目は、音を聞くための機能のどこかが病気などにより障害がある場合です。
音は以下の図に示すような経路をたどり認識されます。
音(振動)=>外耳=>中耳=>内耳(ないじ)=>脳神経=>認識
この経路のどこかの異常により耳鳴りが発生するというものです。
一般的には内耳の部分の病気で生じる耳鳴りが多くを占めるという事です。
2つ目は、全身疾患などの体全体の不調によるものです。
代表的なものとして、
①ストレス
②疲労蓄積
③加齢などによる体調変化
④糖尿病
⑤血圧異常
があげられます。
これらの1つ又は複合により、耳鳴りが発生するというものです。
なぜキーンと金属音がするの?
耳鳴りは多くの場合「難聴」を伴って生じるとされています。
ここで難聴とは、字のごとく聴覚が低下した状態のことです。
この難聴の原因は、音が認識される器官の異常によるものと、ストレスによるものがあります。
特に「内耳の病気による難聴」では耳鳴りの合併は80%以上と高くなっています(慶応義塾大学病院KOMPASより)。
内耳の病気で、音を聴き取るセンサーの役割をしている細胞が破壊されることが耳鳴りの発生に関わっているとされます。
内耳の障害で難聴が起こり、高音が聞こえなくなると、なんとか高音を聞き取ろうと脳が過敏に反応するようになります。
そうすると普段聞こえないような高音が耳鳴りとして聞こえてしまいます。
また、「ストレス」などで些細な耳鳴りでも不快に感じてしまうと、それが脳に悪い音として認識されてしまいます。
結果として普段気にならないような「キーン」とする耳鳴りにも脳が過敏に認識してしまいます。
キーンと響く耳鳴りの原因となるものは?
キーンと金属音のような音が響く耳鳴りの原因となる「音を聞くための機能劣化による病気」をいくつかあげていきます。
また「全身疾患などの体全体の不調」の原因についてもキーンと耳鳴りがなることがあります。
音を聞くための機能に関する病気が原因
①突発性難聴
突然、どちらかの耳が聞こえにくくなる病気です。耳鳴りやめまいを合併します。内耳の障害によって起こる病気とされ、ウイルスや内耳の循環障害などの原因があるとされていますが、はっきりとして原因は解明されていません。
②メニエール病
激しいめまいが発作的に生じる病気です。難聴や耳鳴りを合併し、それらの症状は繰り返し生じます。内耳の障害で起こり、内耳にあるリンパ液が過剰に溜まってしまい、水ぶくれのようになってしまうことで起こる病気です。
全身疾患などの体全体の不調が原因
①ストレス
先に書いたように、ストレスが耳鳴の原因となる場合があります。ストレスにより、脳が本来感じないような耳鳴りを過敏に感じるようになり、高音の耳鳴りを生じさせます。一度、耳鳴りを不快なものとして感じると、耳鳴り自体がストレスとなり、そのストレスが徐々に蓄積されていきます。その結果、耳鳴りがだんだんひどくなってくるという悪循環に陥るリスクがあります。
②加齢による難聴
老化により、内耳の蝸牛という場所の機能が低下してくると、高い音を聞き取りにくくなります。すると、高い音を聞き取ろうと脳のセンサーが敏感になっていき、高音の耳鳴りが生じる場合があります。一般的に高齢になる程、高音が聞き取りにくくなる理由がこれにあたります。
実際に原因を見つけるために、
考えられる原因を大きな3つのくくりで考えました。
1つ目は、音を聞くための機能に関する部分を原因とする場合、
2つ目は、全身疾患に関する内科的な部分を原因とする場合、
3つ目は、精神的な部分に関する原因の場合
の順番で検査診断を行い、原因を見つけることにします。
先ず、1つ目アプローチである「音を聞くための機能に関する部分が原因」である病気という視点で耳鳴りが治らないのかを病院に赴き診察してもらいます。
具体的には、最初は耳鼻科にいき、検査診断後耳鳴りの原因について医者から見解を頂きます。
そこで原因不明である場合には、脳神経内科、外科で診断となります。
CT、MRIによる頭部断層撮影を行い判断されます。
ここでも不明である場合が有ります。
次に考えられるのが、脳梗塞等による脳血流の問題になります。
脳血流シンチ測定というものを行いますが、脳画像診断機関にて測定することになると思います。
この段階で原因が不明である場合に、2つ目のアプローチの全身疾患に関する内科的な部分を原因とする場合を考えます。
内科的な糖尿病と高血圧に関しては、血液検査と尿検査で検査してもらう事になります。
以上で、耳鳴りに対する肉体的な医学的検査をすべて網羅していると思いますが、それでも何ら解決策が見いだせない場合においては、3つ目のアプローチである精神的な部分に関する検査となります。
この時に、精神科において、判断してもらう事になりますが、自立神経の問題になると思います。
交感神経の過剰な働きにより、リラックスできずにイライラしてストレスを感じやすくなります。すると脳が本来感じないような耳鳴りを過敏に感じるようになり、高音の耳鳴りを生じさせます。一度、耳鳴りを不快なものとして感じると、耳鳴り自体がストレスとなり、そのストレスが徐々に蓄積されていきます。その結果、耳鳴りがだんだんひどくなってくるという悪循環に陥るものです。
これの治療として、
精神安定剤を処方してもらい、その過剰な交感神経の働きを抑え、リラックスできるような方向にもっていきます。
しかし、乱れ切った自立神経は、ちょっとやそっとの安定剤だけでは効果がありません。
そこで、考えられることが、同時に根本的に心を強くしてストレス耐性をつける事になると思います。
心を鍛えることで、ストレス耐性を作れれば、些細なことでイライラしないようになれるはずです。
そうすれば、耳鳴りが、ストレスと疲労の負のスパイラルによって酷くなっていくという最悪のシナリオは避けられます。
つまり、耳鳴りというものを一度感じてしまうと、それを全く無くすというよりは、これをできるだけ緩和して、うまく付き合っていくというスタンスが1つの答えではないかと思います。
具体的に私の場合を例にしたいと思います。
今現在もですが私は、統合失調症という精神疾患をもっているので、このための同時に表れやすい症状として「耳鳴り」を捉え、仕方なく思っていたわけです。
しかし、あまりにひどくなり、つまり生活を行うには支障をきたす事になったので、先ずは耳鼻科、外科病院等をまわって、その答えを見つけようとしました。
耳鼻科の診断
まず耳鼻科から診察を受けました。少し時間をおいて2回診察を受けましたが、何ら問題ないという事で、単に鼓膜の炎症で終わりました。
つまり、メニエール、加齢等の耳鼻科的な症状は一切ありませんでした。
この段階では、耳鳴りを解決するのは耳鼻科だけだと考え、我慢して生活をしていたわけです。
その頃は読書など、なんかに集中すると、耳鳴りがひどくなり頭痛が起きることが頻繁に起きました。
脳外科的原因探し
しばらくして、その耳鳴りの痛みを除き、正常な生活ができるように、外科的に問題があるのではないのかという事で、あらためて病院めぐりになりました。
まず脳神経を見てもらうために、脳神経内科,外科に行って、CT及びMRIによる脳断層検査を行いました。
その結果、耳鳴りに影響する脳部位は問題ないことを確認が取れました。
次に脳の血管という視点で、脳梗塞等の問題として血流を測定してもらいました。全く問題がなく、嬉しいことではありますが、予想していた原因が脳外科的には見つからなくなってしまいました。
内科的原因探し
そこで次に、内科的な他の癌等の病気も気になっていたので、
そのための検査も含め、一連のものを行いました。
具体的には、先ず血液、尿検査により、耳鳴りに影響するといわれる高血圧、糖尿病などの問題は有りませんでした。
その後に、エコー検査、内臓のMRI検査を行っています。
これらもいたって問題はなく、耳鳴りの原因になりそうな内科的な原因は見つかりませんでした。
かなりのショック
ここまで来ると、肉体的な病気では無いことになるわけです。
この酷い耳鳴りが治らないまま、内科、外科の原因をあきらめざるを得なくなってしまったわけです。
この厳しい耳鳴りが、精神的な疾患によるものだけだとすると、びっくりしてしまうわけですね。
つまり自立神経系失調症によるものだという事ですが、この自立神経が乱れると、これほどの症状があるのかとう心境になるわけです。
精神疾患として原因と治療
改めて、精神疾患という視点で耳鳴りを見てみました。
今、私の統合失調症は、自立神経の乱れにより、幻聴という症状が表れました。この幻聴は極めてストレス性が高いものなのです。この状態が20年近く続くことで、かなりのストレスの蓄積、そしてそれから2次的に起こる疲労の蓄積、倦怠感といってもいいのかもしれませんが、これはかなりのものとなっています。
この統合失調症が長期続いて、しまいに耳鳴りの症状が出始めていることから類推すると、単純に考えても、耳鳴りの原因は「ストレス過多による自律神経失調症」と結論づけてもいいのかもしれません。
その後、これを改善治療することを、日々考えてきました。
その1つの答えが「精神的にタフ」になり、ストレスを感じないようにすることです。
これにより、ストレスによる耳鳴りがひどくなる負のスパイラルをなくす事ができる可能性があるわけです。
心をタフになるようにするために、今から5年前の2012年位から検討していたものがあり、最近それを再開しました。
その心をタフに鍛えるそのスキルの名前は、「フローマインド」というものです。
これはスキルであるので、習得し身につけるのには繰り返し練習する時間が必要です。
まだ再開して1か月ですので、スキル化は起きていないようです。時間がかかるのです、スキルは。
しかし、今確実に、自分の心を成長させるノルマをこなしながら、心の状態の変化(感情の変化)がある事を気付き始めています。
実践して体感するしかないスキルであるので、地道に続けていきたいと思います。
そして、これのリラックス効果により、ストレス耐性が出来上がり、耳鳴りの影響を削減することを目標にしていきたいと思います。
フローマインドとは?
ここで、上記フローマインドについて概要説明します。
このスキルを身につけ普段の生活において実践することで、フロー状態になることができます。
これは、認知脳により外界の出来事等に意味づけをして心が揺らいでいる状態を、このスキルにより外界の影響を受けないごきげんな状態にもっていくことをいいます。
ですから、外界である、環境、出来事、他人により影響を受けないので、自分の心が外界によって決められるという事が無くなります。
これは、言葉を変えると自分の心は自分で決めるという事であり、自分が望む心でいられ、いつも平常心でいられることを意味します。
このようにできれば、自分では変えることができないストレスの基となる外界にコントロールされることはないので、揺らぐことはなく、おのずとストレスが減少していきます。
これを私は、タフな心と考えています。
このタフな心を作るスキルの事をライフスキルといいます。
これは認知脳とは全く別の脳の領域を使うので、第2の脳であり、ライフスキル脳と呼ばれます。
英語脳というものがありますが、これも同様であり、同じアプローチで磨かれて生きます。
日々意識して使わないと、英語脳同様に、すぐに使えなくなるものです。
ですから、現在、このスキルを生活の一部にして潜在意識に刷り込むという事を行っています。
あくまで無理せず自然体で習得することで、英語脳同様に身についていくことになります。
スキル化が達成した際には、ストレス耐性がつき、疲労感が軽減され、行動内容の質も向上するので、生活における勉強等の活動に対する質向上、時間短縮が図られ、結果として時間に余裕が生まれます。
これが心に余裕が生み、穏やかな行動、穏やかな生活ができるようになることは明白です。
ここまで述べてきたライフスキルについての詳細は後述させて頂きます。
最後に
私の耳鳴りは、以上のようなアプローチで原因が「ストレス過多による自律神経失調症」とわかました。
その治療方法は「フローマインド」という心を磨く方法により改善していくという方向性が決まり、現在試行錯誤中です。
追記1 現在の自律神経の乱れを緩和するヒント
(2017.6.1追記、6.4追追記)
現在、元から立つべく、ストレス耐性をつけるため、フローマインドにより「精神をタフ」にする習慣化に向け、日々奮闘しています。
この他に、現在乱れている自律神経を少しでも改善する方法について1つ提案です。それが首の後ろを温めるというものです。
今朝初めて試してみましたが、一瞬にして、血流が良くなり、すっきりした感じで、だるさが緩和しました。
「タオルを電子レンジで1分チンして首に置く」だけの事なので、一度お試しください。絶対にその効果に驚きます。
それには明らかな理由がありました。
これは、首には生きていくうえで大切な器官が集まっているためであり、頸動脈、気管、食道、甲状腺、全神経が集結した脊髄があります。この神経の中に重要な自立神経があります。これだけの大切な器官が集中しているのは体の中ではここだけです。
この部分を温める事で、筋肉が緩み、脳幹が本来の機能を回復します。この脳幹はあらゆる病気の原因になっており、活性化することで治療につながるのです。それと同時に自立神経の調整が行なわれます。
ここで、温めるには、タオル以外にドライヤー、風呂に肩までつかることなどがあげられます。
*ワンポイントアドバイス*
チンをしたタオルをビニール袋に入れて首を温めてください。
そうすることで、服が濡れませんので、後で服が冷えて首の筋肉が収縮することを避ける事ができます。
追記2 耳鳴り対策サプリ ランキング1位の【美聴泉】
最近眼精疲労等でサプリメント通になってきましたので、サプリメントの視点で、耳鳴り対策を考えてみました。
最近は、少しでも耳鳴りを抑える努力として、多面的にとらえるようになりました。病院だけで治そうとするのは難しいことは上記の本文で述べた通りであり、サプリや漢方も答えの1つとしていきたいと思います。
さて、この【美聴泉】というサプリですが、1か月分定価12,000円と高額ながら、人気ナンバーワンの耳鳴り専用のサプリです。
この金額で売れてるという事は間違いなく効果がある事を示していることなのでしょう。私も思い切って試してみようと考えています。
このランキング1位の【美聴泉】というサプリについては、以下説明があります。
多様な音の原因に植物由来の成分で効果的にカバー
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お飲みいただけます。
追記3 耳鳴りを消す音源を試してみませんか?
(2017.6.16追記)
現在私は、耳鳴りがかなりひどい時には、ある音源をイヤホンで聞くか又はスピーカーを鳴らして聞いています。この耳鳴りをキャンセルすることで、その痛みから少し解放されています。
つかってみたいなという方は、以下のアンケートに答えてください。
折り返しメールにて送らせて頂きます。