ブログ マーケティング

「脳科学マーケティング100の心理技術」012臭覚を刺激して売る

投稿日:2017年5月2日 更新日:


012 臭覚を刺激して売る

シャンプー

人間の感情の75%は、においによって引き起こされると推測し、マーケティングのさまざまな局面でできるだけ臭覚を活用しています。

五感の中で臭覚刺激だけが、感情の中枢である大脳辺縁系に直接伝わるので、においが鮮明な記憶を呼び起こすからです。

 

すべてのブランド、お店において独自のにおい(テーマフレグランス)を持つべきです。このにおいが記憶とつながるので、なじみのある商品、お店に感じるようになります。

 

また新商品の場合にも有効であり、何らかのにおいがあると記憶と連動し、なじみのあるものへと変えてくれる早道になります。

 

においは、人の情報処理の質も向上してくれます。例えばレモンは集中力と記憶力を高めます。

 

また、においは人の行動や消費者の意識に影響を与えます。

例えばシャンプーのにおいを改善しただけで、全く関係ない機能の部分が良くなったと感じるようなりました。例えば「泡立ちが良くなった」「すすぎがしやすくなった」とか。

ここで、においにより全く無関係な機能に影響を与える事ができることは、注目に値します。

 

従来の言葉による、その商品の機能を説明する顕在的な訴求ではなく、においによる潜在的な訴求ができるということは、マーケティング的にいろいろな可能性を秘めています。

 

ここでの臭覚ブランディングで重要なことは、一貫性と独自性です。記憶に残る独自のにおいをつくり、それを何年も続けることが重要です。

 

また、においによる集客マーケティングで注意すべきは、においが強すぎたり、場違いなところで使用すると、逆効果になるという事です。においは控えめにして環境との調和を考えなくてはいけません。


-ブログ, マーケティング

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

トリュフ

「脳科学マーケティング100の心理技術」049 甘いお菓子で気分を高揚させる

049 甘いお菓子で気分を高揚させる もしあなたの売る商品が、ぜいたく品とか自分へのご褒美と位置づけらるようなものなら、甘いお菓子で顧客を誘惑してもよい。   これは次の実験により確かめられ …

Microsoft-vs-Apple

「脳科学マーケティング100の心理技術」022共通の敵をつくる

022 共通の敵をつくる 自分のブランドの顧客に、競合他社の顧客とは違うと感じさせることができていますか。   自分のブランドには以下に示したドライブ(部族)がありますか。 このドライブとい …

アンケート依頼

「脳科学マーケティング100の心理技術」045 最初に小さな頼みごとをする

045 最初に小さな頼みごとをする 面倒な頼みごとをする際には、その前に、簡単な小さな頼みごとをするべきです。その小さなリクエストをクリアすることで、次の面倒な頼みも聞くのが筋という潜在意識のようなも …

脳科学マーケティング100の心理技術

脳科学マーケティング100の心理技術(4回目)「紙媒体と脳の相性がいい理由」

ネットビジネスを支える2本柱は、コピーライティングスキルとマーケティング スキルとなります(セールスはこれに含まれる)。   今回は、マーケティングについて第4回目となります。   …

シェービング

「脳科学マーケティング100の心理技術」008おとりの商品を用意する

008 おとりの商品を用意する 脳は絶対的な判断をするのは苦手であるが、相対的な判断、つまり比較による判断を得意とします。 これを利用したものとして、イチ推しの商品を進めるために、それとほぼ同様な商品 …

支える2本柱ーサイドバートップ

カテゴリー

人気ブログ

ブログ内検索

本サイトは、ネットビジネスを始めるために必要な2本柱である、コピーライティングとマーケティングについて、学んだ情報を発信していきます。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.