049 甘いお菓子で気分を高揚させる
もしあなたの売る商品が、ぜいたく品とか自分へのご褒美と位置づけらるようなものなら、甘いお菓子で顧客を誘惑してもよい。
これは次の実験により確かめられています。
トリュフを1個食べた被験者は、誘惑に負けなっかた被験者に比べ、デザイナーブランドのシャツ、高級テレビ、クルーズといった自分を甘やかしたい高価な商品を、より尊ぶことがわかりました。
ここで気をつけなくてはいけないことは、お菓子を食べさせすぎると、満足して、自分を甘やかしたい欲求は消えてしまうことです。
よって甘いお菓子を1個だけ食べた顧客(満足させてはいけない)は、自分を甘やかしてより多くのお金を使うようにプライミングされていたという事になります。
このプライミングとは、潜在的な処理によって行われるのが特徴であり、先行する刺激の処理が後の刺激の処理を促進または抑制する効果です。