ネットビジネスを支える2本柱は、コピーライティングスキルとマーケティング
スキルとなります(セールスはこれに含まれる)。
今回は、マーケティングについて第7回目となります。
先ずは、マーケティングについての最新の情報が書いてある本について、重要な
部分をまとめてみました。その本の名前は「脳科学マーケティング100の心理
技術」というものです。題名の通り、脳科学に基づいたマーケティング手法とな
りますので、面白い視点で書かれており、ある意味うなずける内容だと思いま
す。
以下、100項目を、13回に分けて説明させて頂きます。
今回は第7回目となります。
ここでは、「脳が喜ぶセールステクニック」について、052~058までの7項目で
説明します。
052店内の至る所に鏡を置く
人は鏡などで自分の姿を見たことをきっかけに自らの行動について考えるようになり、
結果として社会的に望ましい行動をとる。
鏡といった自己像を用いるやり方は、慈善事業、大学、環境事業など、社会的に望ま
しいものを支持する立場を明らかにしているマーケッターにとって、おそらく最大の
利益になる。
053高層階にオフィスを設置する
高さの効果を利用した方法で、行動をかえる。寛大な気持ちを高揚させる。
例えば、エレベーターを上がってきたところで、NPOの寄付やボランティアを頼む。
この効果は物理的高さだけではなく、映像や写真や絵でも可能である。
また高層階のオフィスを利用することで、プロジェクトに向けて全員が協力的になる。
054「幸せそうな人」の写真を使う
「幸せそうな人」の画像で利他的行為を後押ししよう。
赤ちゃんの画像は、寄付者をより寛大な気持ちにさせる。
営利目的においても、例えばタイヤの脇に赤ちゃんが映っている写真とかが利用され、
商品の安全性を強調した。
055役に立つ販促グッズをつくる
より大きな贈り物をすると、互恵効果が増強される。
互恵とは、何かを与えると、お返しをしなくてはと,かすかな義務感を生じること。
NPOにおいても互恵戦略は使われている。
ビジネスにおいても、自分がアピールしたいことに合わせてプレゼントに変化を
持たせると、反応率に大きな影響を及ぼす可能性がある。
056かわいそうな子どもの話をする
人間の脳は集団を苦しめている状況よりも、個人の苦境に強く反応するようにできている。
資金を調達するうえで、個々の寄付者に向けてアピールする手法は以前から重要とされて
きたが、援助を受ける側も個人を特定されるようにすることが重要である。
057ブリーフケースを持ち歩かない
寄付を依頼する準備をしているなら、ビジネスを思わせるようなヒント(ブリーフケース、
高級ペンなど)や、お金を示唆する画像やモノは見せないようにすること。
また、アットホームな雰囲気を活用したり、カジュアルな服装で臨む。
ビジネスにおいても、同様である。商談において、カジュアルな服装で、堅苦しくない
会議室で会議をすれば、両社とも競争ではなく、「協力」をプライミングされる。
058ダメモトでお願いする
資金集めや販売の過程で非常に大きな数字を提示できれば、それよりずっと小さい
数字を良く見せることができる(抵抗を感じなくなる)。
以上、「脳が喜ぶセールステクニック」についてでした。