ブログ マーケティング

「脳科学マーケティング100の心理技術」036 優良顧客には特典をつける

投稿日:


036 優良顧客には特典をつける

ゴール

前回の035において示したように、顧客にメンバーズカードを与えロイヤルティープログラムを提供することが必要ですが、その後に、最初のゴールに早く到達できるよう幸先の良いスタートが切れたと思わせてあげることです。

 

例えば、スタンプを10個集めてもう1杯というものと、スタンプ12個を集めるけれど、あらかじめ2個のスタンプが押された場合と比べると、どちらも10個のスタンプを集める事にはかわりはありません。しかし、後者の前進中であるかのように思える状態でスタートした場合の方が、その後のその商品を買う頻度が高くなりました。

 

これは、人は物事の進み具合を何割達成したかという捉え方をするので、すでに目標の何割かを達成している状況を提供している後者の方が、幸先の良いスタートが切れたと考えるようになります。

そして、一般に目標に近づくほど、そこへたどりつくためにより多くの努力を払うようになる事から、この幸先の良いスタートを切れたことを、目標に近づいたと考え、そこへ早くたどり着くために、より多くの商品を購入する努力をするようになるという事になります。

 

ロイヤルティープログラムはどの商品にも適しているわけではありませんが、適している際には、そのゴールに向かって顧客をどんどん前進させる工夫が、モチベーションと忠誠心を維持できます。


-ブログ, マーケティング

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

分岐1

「脳科学マーケティング100の心理技術」034 「もしも買わなかったら」と問いかける

034 「もしも買わなかったら」と問いかける   事実に反するシナリオとして「もしも買わなかったら」を顧客に考えてもらう事で、忠誠心を高めることができます。   もしも、普段自社の …

no image

コピーライティングに関する本の概要まとめ 5回目

ここまでは、コピーライティングに関する本の概要をまとめる事を行ってきました。 その中で、自分の中に落とし込めた内容はなんなのかを、内容概要を読んでみ て、現在記憶に残っているもの(自分がすぐに使えるノ …

高級メニュー

「脳科学マーケティング100の心理技術」027 高級品は知的さをアピールする

027 高級品は知的さをアピールする 料理などが高級品であるとアピールするには、その言葉の書体を複雑にすることと、その説明を難しくすることです。   例えば、「レストランのメニュー」であるが …

no image

5-22「こうすればもっと問合せが増える32の方法」前半

ここでは、「こうすればもっと問合せが増える32の方法」です。 広告では、多くの問合せを確保したほうがいい場合があります。 広告で問合せが増える32の方法のうち、前半の16の方法を以下に示します。 &n …

ベーカリー

「脳科学マーケティング100の心理技術」016においを記憶させる

016 においを記憶させる 「012臭覚を刺激して売る」で示したように、においは感情を司る大脳辺縁系に刺激を与える事で記憶を形成することを助けています。このにおいの刺激により、それとは全く違った情報に …

支える2本柱ーサイドバートップ

カテゴリー

人気ブログ

ブログ内検索

本サイトは、ネットビジネスを始めるために必要な2本柱である、コピーライティングとマーケティングについて、学んだ情報を発信していきます。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.