045 最初に小さな頼みごとをする
面倒な頼みごとをする際には、その前に、簡単な小さな頼みごとをするべきです。その小さなリクエストをクリアすることで、次の面倒な頼みも聞くのが筋という潜在意識のようなものが働くと思われます。
これは、次の実験で確認されています。
持ち家の主に「安全運転を心がけよう」という看板を、掲げてくださいという実験を行いました。このときにあらかじめ「私はセーフドライバーです」という小さなサインを窓に貼ってほしいという小さな頼み事をした際には、していない場合に比べて4倍以上の家主が看板を掲げることに応じた結果がでました。
よって最初のお願いが誰もが聞き入れるような些細な事であれば、次の面倒なメインのお願いに応じてくれる確率は大幅に上がるのです。
ここで使えそうな小さなお願いを以下に示します。
・コーヒーやお水をくださいと頼む。
・最低注文数の条件をつけずに試験注文を提案する。
・資金調達活動で、本題のプレゼンをする前に、わずかな額の献金を頼む。
・見込み客に短いアンケートに記入してくれるように頼む。