025 紙媒体は重く厚くする
紙媒体において重量を重くする又は厚くする事により、重要(真剣)な印象を与えます。
これを確認した実験としては、クリップボードに挟んだ希望就職者の履歴書を見て吟味してもらうというものです。
被験者に軽いクリップボードまたは重いクリップボードが渡されました。結果としては、重いクリップボードを渡された人のほうが、「応募者がその仕事に、より真剣な関心を持っている」という判断を下したというものです。
この現象は言葉にも表れており、「重い」という言葉は、特定の文脈において「真剣」の類義語なのです。
よって、同じ広告を重みのある印刷物で見る場合の方が、画面の「無重量」のテキストで見るのに比べて、より重大な印象を与えることになります。
ここで印刷媒体の重みを重くする方法として、その印刷物の視覚対象と無関係な触覚刺激を与えてもよく、例えばブロックを持ってもらってもよい。それにより印刷媒体に重要な印象を与えることができることがわかった。