ネットビジネスを支える2本柱は、コピーライティングスキルとマーケティング
スキルとなります(セールスはこれに含まれる)。
今回は、マーケティングについて第2回目となります。
先ずは、マーケティングについての最新の情報が書いてある本について、重要な
部分をまとめてみました。その本の名前は「脳科学マーケティング100の心理
技術」というものです。題名の通り、脳科学に基づいたマーケティング手法とな
りますので、面白い視点で書かれており、ある意味うなずける内容だと思いま
す。
以下、100項目を、13回に分けて説明させて頂きます。
今回は第2回目となります。
ここでは、「五感を刺激して売り込む」について、011~018までの8項目で説明します。
011五感を刺激するブランドをつくる
五感に訴えてブランドを覚えてもらうカギは、ともかく一貫性である。
いつでもどこでも、毎回同じように感じさせること。
012臭覚を刺激して売る
人間の感情の75%は、においによって引き起こされると推測し、マーケティング
のさまざまな局面でできるだけ臭覚を活用すること。
五感の中で臭覚刺激だけが、感情の中枢である大脳辺縁系に直接伝わるので、
においが鮮明な記憶を呼び起こす。
よって、すべてのブランドは独自のテーマフレグランスを持つべきである。
また、においは人の行動や消費者の意識に影響を与える。
例えば、シャンプーのにおいを変えただけで、無関係な機能に対し影響を与える。
臭覚ブランディングで重要なのは、一貫性と独自性。記憶に残る独自のにおいを
つくり、それを何年も続けること。
だが、集客マーケティングでは、匂いは控えめにして環境との調和を考慮すべき。
013特別感を演出する
コーヒーの小売業者のやり方を学べば、5感マーケティング力も高まる。
スターバックスコーヒーは、店舗内装のほかに、香りを重視した(サンドイッチを
一時中止)。
エスプレッソを飲むときに、店舗の環境が、感覚的経験の60%を左右。
5感に訴えるチャンスを逃していると感じたら、商品の品質に無関係でも、変更
を加える。
014心地よくなるBGMを流す
心地よいBGMにより、顧客は長い待ち時間に耐えることがわかった。
音楽を全く流さなかったり、適当なFM放送を流したりすると、顧客と売り上げ
の減少につながった。
015ブランドに合ったテーマ曲をつくる
オーディオ・ブランディングのカギとしては、独自のブランド音をつくること、
それを一貫して使い続けることである。
016においを記憶させる
記憶が形成されたときに受けた感覚入力を再び受けると、その時の記憶が呼び
起こされる説と一致した、匂いの実験がある。
これは、スタバやパン屋のマーケティングに使われている。
017香りつきの商品をつくる
独特な香りは記憶されやすく、その香りと共に、その商品を覚えるだけでなく、その商品の説明まで覚えてくれる。
018使いやすい容器で提供する
商品の重要な特徴は意外なところにあるかもしれない。
例えば、ライス・クリスピーの場合、風味ではなく、牛乳をかけたときの音
「ピチ、パチ、プチ」である。
一般通年として、視覚情報が情報量としては、ほとんどをしめる。この視覚に訴
えて記憶するように、写真等のビジュアルを用いることが、顧客の記憶に残るも
のであると思ってきた。確かにこれも今まで通り正しいことだといわれていくの
だろうが、この章では、臭覚というものが、唯一感情を司る大脳辺縁系に到達す
る刺激であることが分かった。この臭覚刺激を、伝えたい情報と共に与えられれ
ば、その記憶がその匂いと共によみがえることができるわけである。
この臭覚ブランディングで重要なのは、一貫性と独自性である。記憶に残る独自
のにおいをつくり、それを何年も続けることである。
以上、「五感を刺激して売り込む」についてでした。