ブログ マーケティング

「脳科学マーケティング100の心理技術」019ブランドメッセージを発信する

投稿日:2017年5月11日 更新日:


019 ブランドメッセージを発信する

ブランド

ブランドに望み通りの連想を形成するためには、顧客がそれを経験する際に首尾一貫して素晴らしいものであることが重要である。

一貫性が大切な理由は、「顧客の快い経験」「そのブランド」とが何度となく同時に経験されることにより、脳地図が書き換えられることにあります。この2つは同じものであると脳は判断し、そのブランドを見ると同時に快い経験が想起し、この条件反射により顧客の購買心理に影響を与える事ができるわけです。

 

また、意識的に思い出すことができないわずかな時間で、あるブランドに良いイメージの言葉と写真を結びつける実験においても、ハッキリと潜在意識効果が現れました。

これは、逆に言えば一度潜在意識内にブランドイメージが形成されてしまうと、これを取り除くことが大変になってしまうという事です。その後に、その商品の間違いを示す正しい情報を提供しても、最初に出来た潜在意識の情報には勝てません。

ですから、例えば理由がわからないけど(論理的には良くないブランドであるにも関わらず)このブランドが好きであるという非論理的な結果を生んでしまいます。

このように、潜在意識に訴える実験で、そのブランドは素晴らしいとなると、そのあとにそのブランドに対して正しい情報で否定したとしても、そのブランドに対しての肯定意識はなくなりません。仮に買い物意欲が高い顧客であっても同様です。

ここでは、意識しては思いだすことができないほどのわずかな時間のブランドメッセージでありながらも、潜在意識に刷り込まれれると、とてつもないブランドメッセージを発信することがわかりました。

 

以上2つの方法により「消費者の選択は、理論的な情報だけで決まるのではなく、概して論理的にはコントロールできない力によっても促されている」事がわかりました。


-ブログ, マーケティング

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

「脳科学マーケティング100の心理技術」003定額料金を設定する

003 定額料金を設定する 1回1回の消費で値段が上がっていく様子を顧客が目にする販売方法が最大の痛みを引き起こします。 この痛みを取り除きたいという人間本来の欲求を満たすことが、商品を買ってもらうた …

ダイレクトメール1

「脳科学マーケティング100の心理技術」033 写真入りダイレクトメールを送る

033 写真入りダイレクトメールを送る 人の写真が、それを受け取る人の行動を変えるという事実の裏付けは増えています。   その写真によって受け取る側の共感を得ることができるのであれば、例えば …

ホットコーヒーで打合せ

「脳科学マーケティング100の心理技術」048 コーヒーでおもてなしする

048 コーヒーでおもてなしする セールスの見込み客に会うときは、温かいコーヒーを一緒に飲もう。そのほうが、自分が温かい性格に映るし、相手もより気前が良く、お人よしになってくれるのです。   …

アップル

「脳科学マーケティング100の心理技術」021ファンを社員として雇用する

021 ファンを社員として雇用する 最も好ましいブランドは、情熱ブランドです。 その顧客はそのブランドに愛着心を抱き、友人に熱心に進めるような熱烈なファンとなります。 情熱ブランドを作り、その熱烈なフ …

no image

5-29-1「広告をテストする17の方法」第3回目

ここでは、「広告をテストする17の方法」についての示します。 全体を4分割して、今回は第3回目(4回中の)となります。 ここでは、どんな見出しが多くの人を引きつけるのか、 どんなビジュアルが注目を集め …

支える2本柱ーサイドバートップ

カテゴリー

人気ブログ

ブログ内検索

本サイトは、ネットビジネスを始めるために必要な2本柱である、コピーライティングとマーケティングについて、学んだ情報を発信していきます。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.