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「脳科学マーケティング100の心理技術」022共通の敵をつくる

投稿日:2017年5月16日 更新日:


022 共通の敵をつくる

Microsoft-vs-Apple

自分のブランドの顧客に、競合他社の顧客とは違うと感じさせることができていますか。

 

自分のブランドには以下に示したドライブ(部族)がありますか。

このドライブというグループは、決してブランド企業とつながりたいわけではなく、あくまで顧客同士のつながりを求め、仲間を見つけ、語り合いたいのです。よって、ブランド企業は顧客から許可を得たうえで、自分からメッセージを受け取りたいと思う人を集め、ドライブをつくります。このドライブのために、ブランド企業が働き、このグループをより良い存在にしていくことが課題です。

 

また、自分の集団の結束を強めてくれる敵集団を定義できているでしょうか。

このためには、人に、ごく些細な違いを与えるだけで、ある集団に対する忠誠心が形成され、他の集団に属する人たちを差別化するようになる性質を利用しなければなりません。

そしてより敵集団と際立たせるためには、彼等との間にターゲット層の違い(例えば、自分の集団は若いとか)がある場合、それをイメージさせるヒントをさりげなく与えることです。

 

上記ドライブを形成し、共通の敵をつくることを成し遂げ、競争を煽ることができれば、より忠実な顧客を作り出せるだけでなく、ブランドの支持者や伝道者をも生み出せる。
この代表的な対立軸は、アップルとマイクロソフト、コカ・コーラとペプシです。

 


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