032 セクシーな広告をつくる
セクシーな女性を見ている男性は、判断力が鈍ることがわかりました。
ある実験結果において、金銭のオファーを受けた際に、セクシーな画像をみた男性は、衝動的となり、目先の利益に走らせ、より早く不利な交渉結果を受け入れました。
ただし、その商品が、セクシー広告に適しているならばいいのですが、適さない場合においては、その広告は、逆にそのブランドを覚えにくくするという実験結果があります。
よって、ブラインドイメージを損ねないためにも、セクシー広告の使い方を気を付ける必要があります。
ここで「判断」を行なっているのは、脳の中での2つのシステムの駆け引きであり、それが購買決定のプロセスです。
この2つのシステムとは、1つは基本的な欲求に沿った感情システム、もう一つは思考システムです。
ここでは、セクシー広告を見て舞い上がっている感情システムに対して、思考システムは、間違いを犯していることをささやきますが、感情システムによってかき消されてしまう事になるのです。